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ホルモン補充療法を止めるとき

 

病院を受診して、ホルモン補充療法について医師から始めるための説明はあったとしても、なかなか終わりまでの話はないものですね。

 

結構質問のなかでも多いのが、「いつまでするんだろう?」です。

 

答えは、「いつやめてもいいし、いつまでやっててもいいです」です。

 

そんなアバウトな・・ですよね (笑)

 

他の薬と違って、元々体に存在した成分(女性ホルモン)を補充するだけなので、始めた時もやめた時も急に起こるような害はありません。

 

4つのパターンについてお伝えしますね。

 

①ホルモン補充療法を始めたけど、効果を感じられないとか、胸が張って辛い・・とか、パッチの薬だけど皮膚が負けるので、やっぱりやめようかな・・というのであれば、その時点でやめても大丈夫です。

 

ただ、落ち着いていた更年期障害の症状は、また現れる可能性は大きいですね。

 

そのデメリットと治療を続けるデメリットのどちらが大きいか・・を考えます。

 

 

②更年期症状が落ち着いてきて、楽になったからもう治療をやめようというのも選択肢のひとつです。

 

更年期は閉経の前後5年間の10年ですから、閉経後5年経てば症状が落ち着いてくることが多いですね。

 

この場合も、いつでもやめても大丈夫です。

 

もし、やめたけど症状がぶり返してきて辛いから、また始めようかな・・もOKです。

 

 

 

③治療開始後めやす5年でやめる。

 

ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版P143の中にも「HRTはいつまで継続可能か?」という記述があります。

 

「WHIでは5年以上のHRT継続で乳がんリスクが有意の上昇を示したことから本ガイドラインでは5年以上の継続の行う場合には再度乳癌リスクについて説明し継続については同意をとることとした」とあります。

 

医師からの説明を受けて、乳癌リスクが多少なりとも上がるのであれば、やめるという選択肢になります。

 

ただ、ガイドラインには続けて

 

「しかし、HRTには骨代謝や脂質プロファイルに対するベネフィットがあり、長期の施行も考慮される」とあります。

 

また、「すなわち、HRT施行の明確な目的があり、ベネフィットとリスクを上回る場合には、患者が継続を望んでおり、リスクについてインフォームドコンセントが取れていれば、いつまでも継続は可能であるといえる。ただし少なくても1年に1度、あるいは来院ごとに、患者とその症例におけるHRT継続の必要性とリスク評価を共有すことが必要である」とあります。

 

つまり④いつまでもやめない、続けるという選択肢です。

 

日本更年期と加齢のヘルスケア学会理事長の小山崇夫先生は、HRTをすることで骨粗鬆症にならず、動脈硬化も起こさず、生活習慣病も予防できているのに、HRTをやめて骨粗鬆症を起こす、動脈硬化を進める、生活習慣病になるような、わざわざ状態を悪くする必要はないと、以前話されていました。

 

更年期症状が落ち着いても、更年期を過ぎても、死ぬまで続けてもいいことになります。

 

老人性膣炎、萎縮性膣炎を予防できますし、アルツハイマーの発症の予防(研究が継続されているが)にもなると言われていますので、老年期の健康につながることになります。

 

ただ、保険診療としていつまで認めれるかが、いまのところ不明です。

 

ホルモン補充療法はそもそも高価ではないので、自費になっても1ヶ月1万円ほどですかね。

 

いろいろな病気になっての薬代とどちらが高いのか?と考えてみましょう。

 

私は健康でいられるなら、多少高くてもホルモン補充療法代を払うほうがいいかな・・と、今のところ考えています。

 

最初に診てもらっていた先生には3年でやめましょう・・と言われました。

 

「どうしてせっかく調子が良くなったのに、やめなくてはいけないのですか?」と質問したところ「だって、乳癌になるしょ!」と怒られました。

 

乳癌のことでいえば、5年が目安・・とすでにガイドラインに書かれていることを知っていましたので、この先生はガイドラインを読んでいないのだな・・、勉強をしていないんだなと判断し、それ以降受診するのをやめました。

 

私は、ホルモン補充療法開始から7年、62歳、更年期は卒業し症状はほとんどありませんが、今の担当の先生に「続けていたい」と伝えて治療を続行しています。

 

死ぬまでかは、今のところ不明ですが、少なくてもこの仕事をしている間は健康でいたいから続けていようと考えています。

 

そうそうやめるときには、いきなりもう飲まない・・という方法と、量を少しずつ減らして行く方法があります。

 

ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版には、量を減らしていく方法の方がいきなり中断する方法よりも推奨される根拠はないと書いています。

 

どの薬もそうですが、自己判断ではやめずに、担当の医師と相談してからやめてくださいね。

 

長文になりました、最後までお読みいただきありがとうございます。

 

お悩みのかたがいれば、ハイジアではご相談をお受けすることができます。

 

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ハイジア 佐藤みはる

女性の更年期と更年期以降の健康をサポート・ハイジア代表  助産師・ウィメンズヘルスアドバイザー・メノポーズカウンセラー・分子栄養学アドバイザー。 助産師として大学病院に33年間勤務する。 2013年に退職しハイジアを開業。

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