
健康経営を推進する企業・団体向けに、「男性と女性の更年期―職場のサポートを最大化するヒント―」をテーマとしたオンライン講演を実施しました。
近年、「健康経営」の取り組みの中で、女性の健康課題への支援だけではなく、男性・女性双方の更年期への理解が重要視されるようになってきました。
更年期症状は、今や本人だけの問題ではありません。
集中力の低下や睡眠障害、疲労感、イライラなどは仕事のパフォーマンスにも影響し、離職や休職のきっかけになることもあります。
このような背景から、北海道農業団体健康保険組合様にて、一般職員・管理職を対象に
「働く人の健康課題に関するセミナー ~男性と女性の更年期 職場のサポートを最大化するヒント~」
と題したオンライン講演を担当いたしました。

更年期を「個人の問題」にしない職場づくり
今回の講演では、
- 更年期の基礎知識
- 男性更年期・女性更年期の違い
- 更年期症状が仕事へ与える影響
- セルフケアや医療機関への相談
- 企業が取り組むべき健康経営
について、最新のデータを交えながら解説しました。
その中でも特に時間をかけたのが、
「管理職はどのように部下へ声をかければよいのか」
というテーマです。
管理職が最も悩むのは「声のかけ方」
管理職の皆さんからは、
「体調が心配だけれど、更年期という言葉を出してよいのか分からない」
「セクハラやパワハラにならないか心配で声をかけられない」
という声をよく耳にします。
そして結局声をかけられず、貴重な人材を失ってしまった・・ということになります。
一方、更年期症状を抱える職員は、
「迷惑をかけたくない」
「評価が下がるのではないか」
という不安から、一人で我慢してしまうケースが少なくありません。
この"すれ違い"が、職場での支援を難しくしています。

NGな声かけと、相談しやすくなる声かけ
今回の講演では、実際の職場を想定しながら、
管理職が避けたいNG例
- 「年齢のせいじゃない?」
- 「みんな我慢しているから。」
- 「気持ちの問題では?」
など、本人を追い詰めてしまう言葉を紹介しました。
そのうえで、
相談しやすい声かけ
- 「最近、体調で困っていることはありませんか?」
- 「仕事で配慮できることがあれば、一緒に考えましょう。」
- 「無理をし
ない方法を一緒に考えませんか。」
など、症状ではなく『困りごと』に焦点を当てたコミュニケーションについてお伝えしました。
職員側にも「相談のコツ」がある
今回の講演では、管理職だけではなく、一般職員の皆さんにも、
上司へ相談するときのポイント
についてお話ししました。
例えば、
- 症状ではなく仕事への影響を伝える
- 配慮してほしい内容を具体的に伝える
- 一人で抱え込まず早めに相談する
など、相談しやすくなる伝え方を具体例とともにご紹介しました。
職場での支援は、管理職だけが頑張るものではなく、お互いの理解があってこそ実現します。
健康経営では「相談できる職場づくり」が重要
更年期への対応は、福利厚生の一つではありません。
安心して相談できる環境を整えることは、
- プレゼンティーズム(出勤しているが十分な能力を発揮できない状態)の改善
- 離職防止
- エンゲージメント向上
- 生産性向上
につながり、健康経営の重要な取り組みの一つになっています。
知識だけでは職場は変わりません。
「明日から実践できる関わり方」を管理職と職員が一緒に学ぶことが、働きやすい職場づくりの第一歩になります。
健康経営を推進する企業・団体様へ
助産院ハイジアでは、企業・自治体・健康保険組合などを対象に、
- 更年期と健康経営
- 管理職向け更年期マネジメント
- 男性更年期・女性更年期の基礎知識
- 女性の健康課題と両立支援
- プレゼンティーズム対策
などをテーマとした講演・研修を行っています。
管理職研修、一般職員研修、男女合同研修など、ご要望に合わせて内容を構成いたします。
「更年期を個人の問題にしない職場づくり」を通して、健康経営の推進を支援しています。
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