2025年2月|仙台・宮城県看護協会 助産師研修ー助産師が行う更年期ケア
― 助産師だからこそ伝えられる、更年期ケアという専門性 ―

2025年2月、宮城県看護協会主催
「令和6年度 助産実践能力強化支援研修Ⅱ」にて、更年期ケアをテーマに講師を務めました。
本研修では、医師より「更年期障害とその治療」について医学的な講義が行われ、その後、私は助産師が担う更年期ケアについてお話しする機会をいただきました。
治療が必要なケースがある一方で、更年期の不調の多くは、生活背景・心理社会的要因・これまでのライフステージと密接に関係しています。
私は講義の中で、
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更年期ケアは「更年期になってから始まるものではない」こと
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妊娠・出産・産後の経験が、その後の更年期に影響すること
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助産師は女性のライフコース全体を見渡せる専門職であること
を繰り返しお話しました。

助産師だからこそ気づける変化があり、助産師だからこそ寄り添えるタイミングがある。
助産師こそ、更年期ケアの担い手になれるその考えに共感していただけたことは、私にとっても大きな喜びでした。
研修後には、「こんな症状も更年期なのだと初めて知った」「とても興味深く、もっと話を聞きたかった」という声をいただきました。
また、病院勤務助産師が将来に不安を抱えている現状や、助産師が専門性を十分に発揮できる職場づくりの必要性についての率直な思いも共有していただき、改めてこの分野の重要性を感じています。
余談になりますが、札幌から仙台は思っていた以上に近く、日帰りも可能な距離であることに驚きました。
2月にもかかわらず雪がほとんどなく、「例年あまり積もらない」と聞いたことも印象的でした。
今回は研修のみの滞在でしたが、次回はぜひゆっくり観光でも訪れてみたいと思っています。
これからも、助産師の専門性を活かした更年期ケアが、医療・地域・職域のさまざまな場で広がっていくよう、教育・発信を続けていきます。
【著者プロフィール】
助産師。更年期世代を支える専門家として、臨床・教育・講座活動を行う。医療安全とエビデンスに基づく情報提供を重視し、「選ばない自由」も含めた意思決定支援を専門としている。
