
別海町酪農女性のつどいにて、女性の健康診断結果の読み方について講演しました。
女性のための健康診断結果の読み方
― 別海町酪農女性のつどいで講演しました ―
2025年10月22日、第53回 別海町酪農女性のつどい にて「女性のための健康診断結果の読み方」をテーマに講演を行いました。
対象は、別海町内で酪農に携わる女性の皆さん。
59名の方にご参加いただきました。
健康診断は「異常を探すもの」だけではありません
今回の講演では、
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身長
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体重
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腹囲
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血圧
といった、毎年必ず目にする健康診断項目を中心に、
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数値の意味
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年ごとの変化の見方
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生活習慣とのつながり
について、女性の体の特徴を踏まえてお話しました。
特に、40〜50代を中心とする参加者が多かったことから、更年期前後に起こりやすい体の変化や、エストロゲン低下による骨・血圧・体重への影響についても解説しました。
妊娠・出産経験も“将来の健康”につながる
講演では、更年期だけでなく、妊娠・出産期の体験が、将来の高血圧や糖尿病リスクにつながることについても触れました。
女性の体は、「今」だけでなく ライフコース全体でつながっている ことを知ることで、健康診断の見方も大きく変わってきます。
アンケートから見えた参加者の変化
講演後のアンケートでは、多くの前向きな声が寄せられました。
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更年期について正しく知ることができ、不安が減った
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健康診断の数値を「点」ではなく「経過」で見る視点が参考になった
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自分の体と向き合うきっかけになった
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数字で目標を立てる大切さが分かった
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来年はきちんと健康診断を受けようと思った
また、
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健康診断結果を保管して比較していきたい
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運動や体重管理を意識していこうと思った
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家族の健康診断結果も一緒に見直してみたい
といった 具体的な行動につながる声 も多く見られました。
健康診断は、未来の自分へのメッセージ
健康診断は、
「悪いところを指摘されるもの」ではなく、これからの人生を、より元気に過ごすためのヒントが詰まったツールです。
今回の講演が、忙しい日々を送る酪農女性の皆さんにとって、ご自身の体を振り返り、未来の健康を考える時間になっていれば嬉しく思います。
今後も、女性のライフステージに寄り添った健康支援・予防教育を通して、地域で暮らす女性の健康づくりに関わっていきたいと考えています。
人事・健康経営担当の方へ
性差による健康課題、特に更年期は、離職やパフォーマンス低下に直結する健康経営上の重要課題です。
制度だけでなく、知識共有と職場の理解を進めることで、持続可能な組織づくりが可能になります。
【著者プロフィール】
健康経営における性差と更年期課題を専門とし、医療と職場をつなぐ視点で研修・講演を行う助産師。また更年期世代を支える専門家として、臨床・教育・講座活動を行う。医療安全とエビデンスに基づく情報提供を重視し、「選ばない自由」も含めた意思決定支援を専門としている。
