45歳を過ぎたころから、自分のニオイが気になる・・ということはありませんか?
女性ホルモン(エストロゲン)は、ノネナールという、いわゆる加齢臭の元を抑えてくれますが、更年期を迎えエストロゲンが減少すると、この抑えがきかずに加齢臭を発してしまいます。
さらに、更年期症状のひとつ、ホットフラッシュや汗をかくことで助長してしまうことも!!
北海道は、気温も下がり寒くなってきましたが、実は室内はポカポカ
時には部屋を夏のように暑くして、短パン・Tシャツで、アイスクリームを食べるというのが、北海道の冬の風物詩となっています。
そんなㇺッとしたところで、気になるのが自分の臭い
2015年6月17日 あさイチで「おんなの加齢臭」という特集がありました。
このころは有働アナウンサーがMCだったので、更年期周辺のテーマが多かったですね。
今回は、もう一度振り返って、「更年期の加齢臭」について言及してみたいと思います。
加齢臭=オヤジ臭の原因は、ノネナール
オヤジ臭と同じように年齢を重ねると、脂肪酸が増え、過酸化脂質と結びついて臭いの元となるノネナールになります。
女性ホルモンは脂肪酸が増え、過酸化脂質と結びつくのを防ぐのですが、更年期は女性ホルモンが減少し、男性ホルモンの方が多くなります。
なので、更年期以降、加齢臭がでてくるのですねーー。
さらに、更年期のホットフラッシュで汗かきが重なると、より強い臭いになってしまいます。
特に、気になるのが頭、首の裏、腋、胸。
若いころのいいニオイがなくなる・・
興味深い研究結果を見つけました。
ロート製薬の
女性の「若い頃のニオイ」を解明!「若い頃の甘いニオイ」の正体は「ラクトンC10/ラクトンC11」
より、引用します。
[結果1]35歳付近に曲がり角がある?!10~20代女性に特有の「SWEET(スウィート)臭(甘い香り)」は30代以降減少
[結果2]「SWEET臭」の原因成分は「ラクトンC10/ラクトンC11」だった
[結果3]「ラクトンC10/ラクトンC11」は30代以降で激減
[結果4]「ラクトンC10/ラクトンC11」で女性の見た目印象をUP!
一般的な女性の多くが加齢に伴い、自分自身の体臭の変化を感じていることが知られていますが、その原因の一つとして若年女性特有の体臭成分に「SWEET臭」のある「ラクトンC10/ラクトンC11」が30代以降で減少することによって体臭変化が起こるものと推察されました。また、「ラクトンC10/ラクトンC11」の機能として、女性らしさ、若々しさ、魅力度を上げる効果があることも分かりました。今後、女性の加齢臭に対するアプローチとして、単純に洗浄によって落とすだけではなく、「ラクトンC10/ラクトンC11」の香りを付与することで、女性の加齢臭の悩みに対してより効果的なアプローチが可能であると考えます。
香りで見た目の印象も変わってしまうのは、困るわ!
更年期の加齢臭の予防法
塩で洗髪をする?
番組では頭の臭いの予防として、「塩で頭髪を3日に1度洗いましょう・・」
「濃度は、洗面器1杯の湯にたいして大さじ1杯の塩」
そのお湯で、頭全体を洗い、流して終わりだそうです。
毎日シャンプーをしていると
皮脂も洗い流して、乾燥が進むので、塩で汚れのみを落としましょう・・
と、いう内容でした。
塩か~それはそれなりに髪のダメージがありそうな・・気もしますが・・
ゴシゴシ洗わない
体も清潔が一番でありますが、石鹸でゴシゴシ、ゴシゴシ洗ってしまうと、
潤いをなくし、かゆみを増してしまうので、要注意です。
(デリケートゾーンも同じです)
だからといって、きつい香水や、洗剤・柔軟剤の香りで、ごまかすのも・・NG
最近、私は無臭の洗剤を使っています。
更年期の始まりくらいから、化学繊維や化学混合物が苦手になりました。
人工的な香りは、特に受け付けず、頭が痛くなってしまいます。
今、香料の入っていないものを探す方に一苦労ですね。
脱線しましたが、
女性ホルモンよ、加齢臭を防いでくれていたのか!
なくなってわかる女性ホルモンのありがたさ・・ です。
ホルモン補充療法も加齢臭を防いでくれます
女性ホルモンが減少して、加齢臭になるなら女性ホルモンを補ってあげれば、オンナの加齢臭は予防できます。
「加齢臭を予防したい」だけでは、治療の対象にはなりませんが、他の症状もあって生活や仕事に支障をきたして困っていると言えば、「更年期障害」になります。
その他の対策としては
①カラダを清潔にする。毎日、ゴシゴシはNG
②毎日石鹸を使わず、流すだけの日も設ける
③制汗剤を使う (使いすぎはNG)
④汗を吸収する木綿素材の下着、消臭機能にある下着をつける
⑤下着をマメに取り替える
⑥たんぱく質の摂り過ぎに注意してビタミンAやビタミンCやビタミンEを含んだ食材を摂るようにする。
⑦大豆製品を摂って、女性ホルモンに似た成分のエクオールを増やす
エクオールを産生する腸内細菌がないときは、サプリメントで補う
⑧運動習慣や入浴習慣で、汗腺の機能を保つ
女性は、男性に比べて、匂いに敏感で、普段から、様々な工夫をしているし、情報もありますので、あまり神経質になって体ゴシゴシ、洗剤の香りのプンプンは、お薦めしません。
いい香りを発しなくてもいいけど、人を不快にさせるようなニオイは発したくないものです。
更年期以降の女性のたしなみのひとつとして、ニオイ対策はしておきたいですね。
どうしても困ったときは
また、不定期ですがセミナーを開催しています。
一人で悩まないでくださいね。