コラム その他 防災グッズ

更年期女性のための防災ポーチの中身をご紹介

防災ポーチを用意しよう

2024年1月1日、令和6年能登半島地震が起きました。

今日は令和6年1月7日、その被害の大きさが見えてきたのと、発生後124時間以上経って90歳代女性が助け出されたニュースがありました。

大変な避難生活を送っている方も3万人以上いることもわかってきました。

地震は防げませんが、自分の身を守るための用意はできます。

 

以前、別な所で書いた記事ですが、まずは1日乗り越えるための防災ポーチの中身を考えたことがあります。

この機会に、もう少し見直してみようと思います。

地震の他にも、電車やエレベータが止まった時、車の渋滞時、旅行時のロストバッグ、空港での足止めなどの時を考えると「防災ポーチ」を自分専用に用意して持ち歩いたほうが安心です。

更年期の女性にあった方が良いものは何でしょう?

防災ポーチの中身

①携帯トイレ

まず、なんといっても、コレ

トイレを我慢できる時間が短くなるのは、更年期以降の女性にはよくあることです。

また尿漏れのある人も結構な割合でいます。

もし地震で避難所で過ごすことになると、トイレの問題は大きいでしょう。

たくさんの人が並ぶ中で、どれだけの時間我慢できるか?と考えると目の前が暗くなります。

特に切迫性尿失禁の場合は我慢自体ができないので、まずの備えは物より治療を受けておくことが大事になるかと思います。

携帯トイレは、できればコンパクトで、臭いに対策がされたものが良いですね。

購入してみました、「ぽけっとトイレ」中身は全部で5点 7.5㎝ × 6.5㎝

裏が説明書の用紙、処理用ビニール袋(ピンク)、排泄用ビニール袋(グレー)凝固。脱臭剤、手洗い除菌水

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全部で5点

 

 

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ぽけっトイレと書かれた紙の裏です

 

 

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排泄する袋

 

 

グレーの袋をトイレの便座にセットします。余裕の大きさです、40lのゴミ袋位あります。

野外などでは和式トイレの形にします。高さがでないのでは・・と思っていたのですが、縁をくるくる巻いていけば、ある程度高さがでますので漏れないで済みそうです。底の絞りがポイント。

 

 

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廃棄用の袋

終了したら、このピンクの袋に入れて縛って捨てます。

ピンクなのが汚物という感じがしないで、いいですね。

結構な容量があるので、避難所での簡易トイレにも使えそうです。

かさばらないし消臭剤や手の消毒綿がついているので、備蓄や避難時にも良いと思いますが、コストの面が難点かな(ちょっと高い)

*昨年購入時 10個2500円    震災後現在 10個4400円 (需要が多い?)

 

100円ショップでも中身は違うと思いますが、売っています。

 

②尿もれパッド

あれば、かなりの不安軽減になると思いますよ。危ない時はあてておけばよいですから。

くしゃみや、走った時など軽い尿もれするときがありませんか?

そんな時も、一時的にあてておくと、ショーツの濡れた不快感が軽減できます。

ただ自覚がある時は、普段の骨盤底筋運動や治療を受けて改善しておくことが大事です。

 

 

③替えのショーツ

私は、以前はうすいショーツを入れていました。

もしも尿漏れのあった時は替えがあった方が安心

また閉経前で不意に生理が来てしまって、ショーツに血が付いたときも着替えることができます。

いざという時、1枚あれば、洗い替えにもなりますね(洗える状況かはわかりませんが)

 

④生理用ナプキン

だんだんいつ生理がくるかわからなくなりますので常時持っておいた方が良いです。

閉経していず生理の間隔があいているようなら、いきなり多めの出血が起きることがあります。

普通のナプキンの他に夜間用ナプキンを入れておきましょう。

1年以上生理が来なくなれば不要

 

⑤汗拭きシート

ホットフラッシュなど症状に合わせてもっているといいと思います。

避難時には、身体を拭くことができますね。

 

⑥使い捨てカイロ

更年期以降、冷えに弱くなります。ホットフラッシュの後が寒くて・・と言うこともありますね。

小さくても結構保温効果がありますよ。私は、冷房で冷えることがあるので夏でも持って歩いています。

今回の地震は冬ですから、暖房がない中の非難は命にも関わりかねないことになります。

もちろんカイロだけで長期間は無理ですが、一時の暖を取るならいけます。

冬に向けてもう2個ほど入れておこうかと考えています。

アルミのシートもあるといいかも

 

⑦ストール或いはスカーフ (風呂敷も便利)

冬の寒さはもちろん、北海道人は(私は)夏の冷房に弱く東京とかに行くと冷房がきつくて冷えすぎるので必ず持っていきます。

風呂敷もスカーフの代わりになりますし、ショッピングバック代わりにもなるので便利です。

私は旅行に行くときは風呂敷を持って行きます。使い道が多くて本当に便利

 

⑧ポーチ

ニオイが出ないようなポーチとビニール袋も入れておくといいですね。

 

⑨常用の薬

更年期以降、いろいろな病気に罹りやすくなります。

糖尿病、高血圧症、脂質異常症、自己免疫疾患、甲状腺機能低下症や亢進症

もし毎日飲む薬があるなら、最低でも1日分は持っていたほうがよいでしょう。

お薬手帳があればよいですが、ない時は現物があるのが一番

東日本大震災の時は、飲んでいるお薬の名前がわからず処方するのに大変苦労したときいたことがあります。

その教訓のためか、現在は薬のシートに薬名と量が、1錠であってもわかるようになっています。

 

その他、水、キャンディ、ウェットティシュ、マスク、充電バッテリー、充電器、ホィッスルなどは更年期でなくても必要かと思います。

 

 

私のポーチの中身ー写真

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私専用の防災ポーチ

写真のようかんは「ちいさなようかん」というもので、パッケージをつぶすと手を使わなくても、中のようかんが出てきてたべることができます。

手を使わずに食べれるところが、こうゆう時衛生面でも良いかと思われます。

で、出先でお腹が空いたときについ食べてしまうので(笑)、常時追加しています。

 

サビオを地域によって呼び名が違うようですね。

カットバン、絆創膏、バンドエイド・・

面白いので絆創膏の呼び方マップのリンク貼っておきます。

https://www.aso-pharm.co.jp/map/

ポーチに全部入る

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広口のポーチ

 

今回追加したもの

今回の地震後追加したのが、家族の連絡先を書いたメモ

スマホが使えなくなることは想定しておいた方が良さそうです。

今、電話番号がわからなくてもLINEやSNSで電話できます。

なので、電話番号覚えなくてもいいですよね。

覚えていたとしても、気が動転している時思い出すことができるか・・・?

私は全く持って自信がないので、書いておくことにしました。

1月2日に家族が集まったので、それぞれスマホの電話番号と職場の電話番号を書き出しました。

スマホが使えない時、公衆電話でかけることになります。10円玉も用意しましたが災害時はフリーになるはずです。

にしても電話番号がわからないと公衆電話からの電話もかけれません

(使い方、思い出しておきましょう)

またスマホが使えることが前提ですが、家族で緊急用のLINEグループを作りました。

何より心配なのは、家族の安否ですから・・・

 

ここに書いたのは、私が必要と思ったもの

ぜひ参考にしていただいて、ご自分用の防災ポーチを用意してみてください。

 

被災地の方々になんのお手伝いはできませんが(募金はしました)、せめてこの機会に自分の身を守ることを考えてみてはいかがでしょうか。

 

もし、一緒に考えてほしいということがありましたら、ハイジアの相談サービスをご利用ください(有料)

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ハイジア 佐藤みはる

女性の更年期と更年期以降の健康をサポート・ハイジア代表  助産師・ウィメンズヘルスアドバイザー・メノポーズカウンセラー・分子栄養学アドバイザー。 助産師として大学病院に33年間勤務する。 2013年に退職しハイジアを開業。

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