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更年期は何歳から始まる?平均年齢・初期症状・受診の目安を助産師が解説

2026年3月22日

 

最近

「なんとなく体調が変わってきた気がする」

「疲れやすい」

「眠れない」
「イライラする」

そんな変化を感じていませんか。

もしかして更年期?でもまだ早い気がする…

ストレスのせい?何か病気?

そんな疑問や不安を感じて検索された方も多いと思います。

更年期は何歳から始まるのか。

更年期は突然始まるものではなく、少しずつ心や体の変化として現れます。


そしてその変化は、とても個人差が大きいものです。

この記事では、助産師として多くの女性の健康相談に関わってきた立場から

・更年期は何歳から始まるのか
・初期に多い症状
・更年期が早く始まる人の特徴
・病院に相談する目安

について、わかりやすく解説していきます。


更年期は何歳から始まる?平均年齢の目安

一般的に更年期とは、閉経の前後約10年間を指します。

日本人女性の平均閉経年齢はおよそ50歳前後とされており、更年期は45歳頃から55歳頃までと考えられています。

しかしこれはあくまでも目安です。

40代前半から体調の変化を感じる人もいれば、50代半ばまで大きな不調を感じない人もいます。

私の知っている一番早く閉経した人はが42歳、遅かった人で57歳。

42歳で閉経の人は、37歳から47歳が更年期

57歳で閉経の人は52歳から62歳が更年期となります・

早ければ37歳から始まり、遅くて52歳ということになります。

非常に幅がありますね。

つまり更年期は「年齢だけで判断できるものではない」ということがとても重要なポイントです。

ただし40歳未満での閉経は異常で、病気とみなされますので注意が必要です。

更年期の始まりに多い初期症状

更年期というと、ほてりや大量の汗をイメージする方が多いかもしれません。

ほてりや大量の汗をかくことはないから、「私はまだ更年期ではない」と思い込んでいる人もたくさんいます。


しかし実際には、初期の段階ではもっと曖昧な変化として現れることが多いのです。

例えば

・疲れやすくなった
・眠りが浅くなった
・イライラしやすくなった
・気分が落ち込みやすい
・動悸やめまいがある
・集中しづらい

このような変化が重なってきたとき、「これって更年期?」と感じる女性は少なくありません。

特に近年は、精神的な不調や自律神経の乱れとして感じるケースが増えています。

実際に相談を受けていても、症状だけでは更年期かどうかわかりません。

病気であったことの重要性を考えると更年期?よりもなにか病気では?とまず疑います。

更年期症状とは

更年期はなぜ起こる?女性ホルモン低下の影響

 

更年期の変化の大きな背景にあるのが、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な低下です。

エストロゲンは、生殖機能だけではなく

・脳の働き
・自律神経の調整
・血管の柔軟性
・骨の健康
・皮膚や粘膜の状態

など、全身に関係しています。

そのため更年期には、体の症状だけでなく、心の変化や生活への影響として現れることが多くなります。

たとえば料理ができなくなった、好きだった趣味ができなくなったなどと話される方もたくさんいます。

更年期が早く始まる人の特徴はある?

更年期の始まりには個人差がありますが、影響すると考えられている要因もあります。

例えば

・強いストレス
・慢性的な睡眠不足
・過度なダイエット
・喫煙
・家族歴

などです。

ただし、これらがあるから必ず早く始まるというわけではありません。

「自分の生活が悪かったから更年期がつらいのでは」と責める必要はないということも大切です。

一概には言えないこともありますがAMHの検査(卵巣予備能検査)をして値が低かった人は閉経が早い可能性はあります。

以前、セミナーのあとに「AMHが低くて、早く出産することを選びましたが、更年期を迎えるにあたって注意することはありますか?」と質問に来た方がいました。

時々婦人科を受診し、適切なタイミングでホルモン補充療法を行うという選択肢があることをお伝えしました。

妊娠を希望する30歳前後の女性は、一度検査を受けておくと、今後の人生設計(キャリア、結婚、子供)の判断材料になると推奨されています。

更年期かどうかはどう判断する?

更年期かどうかは、血液検査だけで明確に判断できるものではないことも多くあります。

月経の変化
症状の経過
生活背景
年齢

こうした情報を総合的に見て判断することが大切です。

「きっと更年期だわ」と放置せずに、不安が続く場合は婦人科などで相談することをおすすめします。

病院に行く目安は?

次のような場合は受診を検討するとよいでしょう。

・日常生活や仕事に支障が出ている
・不安感や落ち込みが強い
・症状が長期間続いている
・他の病気の可能性が心配

早めに相談することで、自分に合った対処法や治療法が見つかることもあります。

自己免疫疾患や甲状腺の疾患など、この年齢で罹患しやすい病気もあります。

とりあえず、婦人科に行ってみるというのも大事なことですね。

婦人科受診のタイミング

更年期は人生の自然な変化

更年期は病気ではなく、誰にでも訪れる人生の転換期です。

この時期に体の変化に向き合い、生活を整えることは、その後の健康や働き方、生き方にも大きく影響します。

適切に更年期を乗り切ることは、将来の健康につながることなのでしっかりと学んでおいてほしいと思っています。

よくある質問?Q&A

Q1 更年期は何歳から始まりますか?

一般的には45歳頃から55歳頃までが更年期の目安とされています。
これは閉経の前後約10年間を指すためです。

ただし個人差が大きく、40代前半から変化を感じる人もいれば、50代後半までほとんど症状が出ない人もいます。


Q2 40歳でも更年期になることはありますか?

可能性はあります。

早発閉経やホルモン変化の影響で、40歳前後から更年期のような症状を感じることもあります。
また、プレ更年期と呼ばれる体調変化が現れる時期でもあります。


Q3 更年期はいつ終わりますか?

更年期は閉経後数年で落ち着くことが多く、平均すると数年から10年程度続くといわれています。

ただし症状の出方や期間には個人差があります。

更年期はいつまで続く?


Q4 更年期かどうかは検査でわかりますか?

血液検査でホルモン値を確認することはできますが、それだけで更年期と確定できるとは限りません。

症状の経過や月経の変化などを総合的に判断することが大切です。


Q5 更年期の初期症状にはどんなものがありますか?

疲れやすい、眠れない、イライラする、気分が落ち込む、動悸やめまいなどがあります。

初期は典型的なほてりよりも「なんとなく不調」として感じることが多いのが特徴です。

更年期のセルフチェック

Q6 更年期はすべての女性に起こりますか?

更年期という時期自体はすべての女性に訪れますが、症状の程度には大きな個人差があります。

ほとんど気づかないまま過ごす人もいます。


Q7 更年期は生活習慣で軽くできますか?

睡眠、運動、食事、ストレスケアなど生活習慣を整えることで、症状が軽くなることもあります。

サプリメントを摂るのも選択肢の一つです

エクオールは更年期女性に必要?

自分に合った方法を見つけることが大切です。


Q8 更年期がつらい時は病院に行くべきですか?

日常生活や仕事に支障がある場合、不安が強い場合は婦人科などで相談するとよいでしょう。

早めに対処することで楽になるケースも多くあります。

婦人科受診のタイミング

まとめ

・更年期は45〜55歳頃が目安
・しかし年齢だけでは判断できない
・初期は「なんとなく不調」が多い
・不安なときは早めに相談を

更年期は、怖いものではなく、自分の体を見つめ直す大切なタイミングでもあります。

更年期を正しく知りたい方へ

更年期の変化は人それぞれです。


だからこそ、正しい知識を知ることが安心につながります。

更年期の体の変化や対処の考え方を、専門職の視点からわかりやすく解説している動画講座もあります。

興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。↓

婦人科の選び方と受診時のタイミング・受診時のポイント

 

 

  • この記事を書いた人
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ハイジア 佐藤みはる

女性の更年期と更年期以降の健康をサポート・ハイジア代表  助産師・ウィメンズヘルスアドバイザー・メノポーズカウンセラー・分子栄養学アドバイザー。 助産師として大学病院に33年間勤務する。 2013年に退職しハイジアを開業。

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