「あれ?最近声がでない」とか「声が低くなっていない?」と感じることは、ありませんか?これは、更年期症状のひとつです
最近自分でも感じることですが、気がつけば自分の声が低く、声がだんだん出にくくなってきました。
講師という声を出す職業上、意識して少し高い声をだすように気をつけています。
声も出しにくくなっているので、仕事の前には、のど飴をなめたり、水分をとったりと、それなりの努力しています。
それは、更年期以降のエストロゲンの減少が原因と分かっているからで、不安を抱くことではありません。
耳鼻咽喉科の医師向け雑誌「ENTONI」2013年3月号に「更年期障害と耳鼻咽喉科」という特集がありました。
その中に「更年期障害と音声障害 」 がとりあげられていました。
「声の低音化、声が出にくい」は、女性ホルモンの加齢性欠乏とそれによる喉頭の加齢性生理的変化が考えられる・・・」と
つまり、声が男性化するということですね。
「えー?」という気持ちわかります!
女性ホルモンの欠乏であれば、HRT(ホルモン補充療法)が効くはずですが、この症状に関しては、HRTは効果なく不可逆的変化(もとには戻らない)そうです。
更年期の症状は、HRTで改善するものも多いのですが、HRTは効かないので、手術が適応になる場合があるようです。
更年期のせい・・と納得がいけば、手術を希望しない人も多いそうです。
そうですよね、原因がわかれば、納得のしようがありますよね。
原因がわからないと、不安になりますから。
私も最近、声をだしづらいなぁ・・とか、自分でも、「おっ、低音」と気が付くことがあります。
意識しないと、聞き取りにくい声になってしまいますね。
セミナーでお話する時には、気を付けなればなりません。
声をお仕事にしている女性は、大変です。
歌手、アナウンサー、俳優、講師業・・
2018年にクレヨンしんちゃんの声優さんが替わっています。
その時の記事です
この記事を読んだときに、年齢も51歳ですとエストロゲンが減少している時なので、そんなことも関係しているのかもしれないと思いました。
「声の低音化、声が出にくい」は、女性ホルモンの加齢性欠乏とそれによる喉頭の加齢性生理的変化が考えられると、知っていれば早めにホルモン補充療法を始めることも可能でしょう。
更年期に関する知識は、女性のQOLの低下を防いでくれます。
まだまだあまり知られていない更年期症状があります。
知っていれば、予防もできることがたくさんあります。
多くの人に知って欲しいですね。
もし、更年期に関して、もっと勉強してみたいという方は、資格認定講座があります。